STORY
EP.01「親友」
芸術学部の大学3年生であるサードは、同じく映画制作を専攻するカイ、トゥー、ボーンとともに通称“ギャングスターズ”と呼ばれる、大学内でも注目の存在だ。
サードには秘密があった。それはカイに恋心を抱いていること。しかしカイは、彼女を作っては別れてを繰り返す超プレイボーイ。その上、事もあろうにサードに恋愛相談を持ちかけてくる。ある日、彼女と行くために人気歌手のコンサートチケットを取って欲しいと頼まれたサードはなんとか購入するも、チケットを渡そうとすると、なんとカイはすでに入手済み。自分勝手なカイに振り回され、サードの心は乱れる…。


EP.02「ラブ・アクチュアリー」
サードがカイに対して恋心を抱いていることに、仲間のトゥーが気づく。「この気持ちは死ぬまで秘密にするつもりだ」とサードは告げるが、トゥーは「告白するチャンスを作ってやる」とキューピッド役を買って出てくれるという。だが、あまりに露骨なアプローチ方法をとるトゥーに、サードはついていくことができない。
そんなある日、映画制作に必要な効果音の用意を、録音係のカイが忘れていたことが発覚。「ナンパをしないように一緒についていけ」というトゥーの計らいで、サードとカイの2人は夜の公園へ録音のために出かけることとなった…。


EP.03「ステイ・フレンズ」
トゥーの作戦が成功し、サードはカイのコンドミニアムに居候することとなった。雑巾を足拭きマットに使うなど、カイの部屋は生活必需品がないため、カイとサードは大型家具店に買い物に出かけることに。まるで新婚夫婦のように買い物を楽しみ、ペアのマグカップを購入し…サードは幸せな時間を過ごす。
だが、プレイボーイで自分勝手なカイが簡単に変わるはずはない。新しい彼女を連れて部屋に帰ってきたのだ。「お前がいると気まずいから、しばらく外出してくれないか」と頼まれたサードは、同居生活を始めたことを後悔するのだった。


EP.04「ラブ・アゲイン」
学部の主催するイベントが近づいてきた。ブースでの企画が1位となったグループには、スタジオを優先的に利用できる権利が与えられることから、ギャングスターズの4人も鼻息が荒い。
いよいよイベントが開催。同じく映画を専攻するアン先輩や、1年生女子グループといった強力なライバルたちに対抗すべく、彼らが考えた企画は大盛況!多くの女子生徒に囲まれて鼻の下を伸ばすカイの姿に、サードは内心穏やかでないものの、なぜかカイがいつも以上に優しい言葉や態度で接してくることから心は踊るのだった。


EP.05「恋のからさわぎ」
学部主催のイベントで1位を勝ち取ったギャングスターズの面々は、祝勝会を開催。その途中で席を立ったカイとボーンの立ち話を、サードは偶然聞いてしまう。なんとカイは、サードが自分に好意を持っているかを確かめるために、いつもより優しい態度でサードに接していたのだ。
傷ついたサードは、気持ちを抑えることができずにカイに怒りをぶつけてしまう。その後も能天気な振る舞いを続けるカイに耐えられず、サードはついに「トゥーの部屋へ引っ越す」と宣言する…。


EP.06「エターナル・サンシャイン」
カイへの思いを断ち切るため、“良い友人”を演じ続けようと努力をするサードだが、カイがとった心ない行動で再び傷ついてしまう。先輩が率いる演劇プロジェクトに脚本担当として参加することを決めたサードは、カイやギャングスターズの面々との距離を置くようになる。
一方、ボーンやトゥーにも変化が。カフェの客、パーンに恋愛感情を抱いていたボーンは、実は彼女が自分が受講する授業の担当教授だと知る。ある弱みを握られたトゥーは、先輩であるアンから撮影を手伝うように言いつけられる。


EP.07「反転」
サードが傷つく行動をとっていたカイ。その理由は、実はサードとこれまで通りの親友でいたいと考えた結果だった。だがそれが裏目に出て、サードとの距離は離れてしまう。いつものように気軽にサードと会えなくなったカイは、「友情ではなく、サードが好きなのかもしれない」との思いを抱き始めるが、その思いに自信が持てないでいた。
ボーンは、パーンからの依頼で映像編集を担当することに。しかし、彼女からの度重なる修正要求にボーンは「授業を欠席していた自分への嫌がらせなのでは」と不満を抱いてしまう…。


EP.08「あなたは私の婿になる」
サードが脚本を担当する演劇プロジェクトで、カイは主演を務めることになった。サードとの距離を埋めるチャンスと張り切るカイだが、空回りしてうまくいかない。さらには、“学部のキング”と呼ばれるイケメンのアン先輩とサードがただならぬ関係にあるのではないかと疑い始める。
ボーンやトゥーの恋にも新たな展開が訪れる。トゥーは、高校時代から好意を寄せていたリンが彼氏と別れたことを聞き、気持ちが躍る。一方、ボーンは好意を寄せるパーンに彼氏がいることを知る…。


EP.09「3つの悲しい愛」
芝居のリハーサルをすっぽかしたカイは、さらに寝ている間に頬にキスをして、サードを怒らせてしまう。「二度と会いたくない!」とまで言われ動転したカイは、バイクの運転中に事故を起こして大ケガを負う。
病院で意識を取り戻すと、目の前にはトゥーとボーン、そしてサードの姿が。カイは、サードが一晩中看病をしてくれていたことを知るのだった。松葉杖をついて歩けるほどに回復したカイだが、傷口の回復が芳しくなかった。そんな彼の世話役をサードが買って出てくれることになった…。


EP.10「はじまりのうた」
サードへの思いを抑えられず、彼を怒らせてしまったカイは良い友人を演じ続けようとしていた。だが、アン先輩とサードの関係を疑って嫉妬し、ついにはアン先輩と取っ組み合いの喧嘩に。その流れでカイは、サードに「嫉妬するのはサードが好きだからだ」と口走ってしまう。
一方、トゥーは高校時代から好意を寄せていたリンに「付き合わないか」と告白するも、なぜかアン先輩の行動が気になって仕方がない。ボーンは、パーンとその彼氏の結婚式で使用する映像の制作を依頼されていた。


EP.11「そんな彼なら捨てちゃえば?」
ついにお互いの気持ちを知り、相思相愛となったサードとカイ。しかし、2人の間に不穏な空気が漂い始める。演劇プロジェクトに歌手として参加する女子生徒シンシンが、カイの気を引こうと近づいてきたのだ。警戒するサードの様子に気づいてもシンシンのアプローチは止まらない。
一方、サード、カイ、トゥー、ボーンは、3年次修了の企画としてロードムービーを制作することに。そのロケハンのため、4人でビーチへと出かけることになったのだが、ある出来事をきっかけに、サードは旅行をキャンセルすることを決める…。


EP.12「フェーンチャン ぼくの恋人」
様々な誤解やすれ違いが重なり、ロードムービー制作のためのロケハンに行くことができなかったギャングスターズの面々は、仕切り直して出発!行きの列車内からテンションは高まり、ビーチでは大はしゃぎ。
その夜、気を利かせたトゥーとボーンが夜通し開催されるビーチパーティーへ出掛けたことから、サードとカイは二人で過ごすことになるが、これ以上傷つきたくないサードはまだ完全に心を開くことができずにいた。
そして、ついにサードとカイが参加する舞台の幕が上がる…。

