2022年、フィリピン マニラ。現地で逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”が釜山港に向けて出航した。長年、凶悪犯罪を担当してきたベテラン刑事の約20人が護送官として乗船。釜山では、海上交通管制センターで海洋監視システムを設置。万全な体制により、韓比共同護送計画(プロジェクト名:オオカミ狩り)が進められた。監獄化した貨物船には、13名に対する殺人および殺人教唆、強姦罪に問われ第一級殺人犯として国際手配されたジョンドゥ(ソ・イングク)、特殊暴行17件で赤手配者のドイル(チャン・ドンユン)など極悪非道な犯罪者たちが収容されていた。その夜、密かに脱走を企てていたジョンドゥと刑事として紛れ込んでいたジョンドゥの一味により暴動が勃発。船上は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる。仲間以外は誰であろうと容赦なく殺める犯罪者たちと彼らに立ち向かう警察。そこに、眠っていた“怪人”が目を覚まし、熾烈な戦いが幕を開ける。地獄の航海から生き残るのは誰か……。
フィリピンに逃亡した極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”。 太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして、“怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは……。
監督を務めるのは、『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などを通じて“ジャンル映画のマスター”として地位を築いてきたキム・ホンソン。2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て、想像を絶する残虐な映画を創り上げた。そんな本作は、韓国映画としてはポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』以来16年ぶりに第47回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に正式出品となったほか、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞するなど、各国のジャンル映画祭を席巻。徹底したゴア描写で話題の「『哭悲/THE SADNESS』に匹敵するほど血生臭い映画」と評されている。
第一級殺人の国際手配犯・ジョンドゥを演じるのは、8年ぶりの映画復帰作『パイプライン』でセクシー且つワイルドな魅力を開花させた盗油師役も記憶に新しいソ・イングク。全身にタトゥーを入れて大胆なイメージチェンジをはかり、海に浮かぶ監獄で反乱を主導する狂気に満ちた極悪非道な犯罪者を熱演。初の悪役を演じるにあたり、16キロ増量し肉体改造して挑んだ。ナイフ使いの寡黙な犯罪者・ドイルを演じるのは、「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」「サーチ ~運命の分岐点~」など主演ドラマを筆頭に目覚ましい活躍が続く次世代俳優のチャン・ドンユン。海洋特殊救助団のチーム長には数々の映画・ドラマに出演するベテラン俳優のソン・ドンイル。そして、ドラマ「刑務所 のルールブック」のパク・ホサン、「還魂」のチョン・ソミンが刑事役に扮する。
R18+で本国公開された本作は、容赦ない暴力描写と血しぶき舞うアクションで観客を魅了し、興行収入ランキング初登場第1位(2022.9.22~25 BOX OFFICE MOJO調べ)を記録。韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクションが遂に日本に上陸する。
1987年10月23日生まれ。2009年、Mnetの歌唱コンテスト「SUPER STAR K」に出場し72万人の頂点に立つ。2010年、ミニアルバム「Just Beginning」で正式デビュー。2012年、ドラマ「ラブレイン」で俳優デビュー。同年 「応答せよ1997」で初主演を果たす。その後、俳優だけでなく、歌手活動も精力的にこなす。本作では、16kg増量して初の極悪非道な悪役を熱演する。
◆MOVIE 『パイプライン』(21)、『君に泳げ!』(13)
◆TV SERIES 「美男堂の事件手帳」(22)、「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」(21)、「空から降る一億の星」(18)、「ショッピング王ルイ」(16)、「元カレは天才詐欺師♡~38師機動隊~」(16)、「君を憶えてる」(15)、「王の顔」(14)、「ナイショの恋していいですか!?」(14)、「とあるさようなら(原題)」(14)、「主君の太陽」(13)、「マイ・ラブリー・ブラザーズ」(12)、「応答せよ1997」(12)
1992年7月12日生まれ。2015年、漢陽大学経済金融学部在学中にコンビニ強盗を捕まえたことがニュースに取り上げられたことをきっかけにスカウトされる。2016年「ゲーム会社の女子社員たち(原題)」で俳優デビュー。2016年、宮部みゆき原作「ソロモンの偽証」の同名ドラマの主演として抜擢され、一躍注目を集める。
◆MOVIE 『チョン・テイル~燃ゆる炎~』(21)、『ラン ボーイ ラン(原題)』(20)、『ビューティフルデイズ(原題)』(18)
◆TV SERIES 「サーチ ~運命の分岐点~」(20)、「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」(19)、「恋のステップ~キミと見つめた青い海~」(18)、「ミスター・サンシャイン」(18)、「ラブ・セラピー A POEM A DAY」(18)、「ドラマスペシャル ー 僕らが季節なら」(17)、「恋するレモネード」(17)、「ソロモンの偽証」(16)、「ゲーム会社の女子社員たち(原題)」 (16)1964年4月27日生まれ。韓国を代表するベテラン俳優。キム・ホンソン監督作品には『必ず捕まえる』(17/NETFLIX)、『メタモルフォーゼ/変身』(19)に続き、3作目の出演となる。
◆MOVIE 『ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ』(19)、『メタモルフォーゼ/変身』(19)、『安市城 グレート・バトル』(18)、『探偵なふたり リターンズ』(18)、『レッスル!』(17)、『必ず捕まえる』(17/NETFLIX)、『ミッドナイト・ランナー』(17)、『リアル』(17)、『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』(16)、『殺人の輪廻』(15)、『探偵なふたり』(15)、『いつか家族に』(15)、『優しい嘘』(14)、『怪しい彼女』(14)、『ミスターGO!』(13)、『ピノキオ:ロバ島の秘密』(13)、『風と共に去りぬ!?』(12)
◆TV SERIES 「ゴースト・ドクター」(22)、「智異山<チリサン>~君へのシグナル~」(21)、「シーシュポス: The Myth」(21)、「謗法~運命を変える方法~」(20)、「トラップ~最も残酷な愛~」(19)、「親愛なる判事様」(18)、「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~」(18)、「ライブ~君こそが生きる理由~」(18)、「刑務所のルールブック」(17)、「花郎<ファラン>」(16)、「青い海の伝説」(16)、「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」(16)、「ディア・マイ・フレンズ」(16)、「恋のスケッチ~応答せよ1988~」(15)、「大丈夫、愛だ」(14)、「カプトンイ 真実を追う者たち」(14)、「応答せよ1994」(13)、「チャン・オクチョン」(13)、「チョンウチ」(12)、「応答せよ1997」(12)
1972年10月18日生まれ。1997年、映画『ブラックジャック』で俳優デビュー。ドラマ「刑務所のルールブック」(17)で、第54回百想芸術大賞テレビ部門助演賞を受賞。その後、「ペントハウス」シリーズで一気に知名度を上げる。
◆MOVIE 『ザ・コール』(20/NETFLIX)、『楽園の夜』(19/NETFLIX)、『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』(17)
◆TV SERIES 「イノシシ狩り(原題)」(22)、「今日のウェブトゥーン」(22)、「コーヒーを飲みましょうか?」(21)、「ペントハウス」シリーズ(20~)、「ハッシュ~沈黙注意報~」(20)「女神降臨」(20)、「人間レッスン」(20/NETFLIX)、「ペガサスマーケット」(19)、「悪い刑事~THE FACT~」(18)、「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」(18)、「刑務所のルールブック」(17)
1989年3月16日生まれ。2010年、ドラマ「赤と黒」でデビュー。その後、日本の漫画原作のドラマ「イタズラなKiss」のヒロイン役に抜擢され、注目を集める。ソ・イングクとは、ドラマ「空から降る一億の星」(18)に続く2度目の共演となる。
◆MOVIE 『色男ホ・セク』(19)、『パパとムスメの七日間』(17)、『アリス ワンダーランドから来た少年』(15)、『二十歳』(15)
◆TV SERIES 「還魂」(22)、「恋するイエカツ」(21)、「霊魂修繕工」(20)、「空から降る一億の星」(18)、「この恋は初めてだから ~Because This is My First Life」(17)、「適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?~」(17)、「サウンド・オブ・ハート」(16)、「D-DAY」(15)、「ビッグマン」(14)、「私たち結婚できるかな?」(12)、「スタンバイ」(12)、「イタズラなKiss~Playful Kiss」(10)、「赤と黒」(10)
1970年10月13日生まれ。1994年劇団に入団し、舞台中心にキャリアを積む。『映画は映画だ』(08)で注目を集め、以降名バイプレイヤーとして数々の作品に出演。キム・ホンソン監督作品には『技術者たち』(14)に続き、2作品目の出演となる。
◆MOVIE 『奈落のマイホーム』(21)、『潔白』(20)、『王と道化師たち』(19)、『Be With You ~いま、会いにゆきます』(18)、『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』(16)、『技術者たち』(14)、『ゴシップサイト 危険な噂』(14)、『朝鮮美女三銃士』(14)、『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(13)、『シークレット・ミッション』(13)、『風と共に去りぬ!?』(12) 、『映画は映画だ』(08)
◆TV SERIES 「今日のウェブトゥーン」(22)、「メモリスト」(20)、「ボーイフレンド」(18)、「私たちが出会った奇跡」(18)、「キルミー・ヒールミー」(15)、「夜警日誌」(14)、「グッド・ドクター」(13)「花を咲かせろ!イ・テベク」(13)
1973年11月25日生まれ。1995年劇団に入団し、舞台女優としてデビュー。2001年、百想芸術大賞で新人演技賞を受賞。以降、数々の映画・ドラマに出演。キム・ホンソン監督作品には『メタモルフォーゼ/変身』(19)に続き、2作品目の出演となる。
◆MOVIE 『SEOBOK/ソボク』(21)、『メタモルフォーゼ/変身』(19)、『無垢なる証人』(19)、『ザ・ネゴシエーション』(18)、『僕と春の日の約束』(18)、『風風風(原題)』(18)、『黄泉がえる復讐』(17)、『王様の事件手帖』(17)、『雪道』(17)、『コンフィデンシャル/共助』(17)、『愛を歌う花』(16)、『私を忘れないで』(16)、『極秘捜査』(15)、『国際市場で逢いましょう』(14)、『チング 永遠の絆』(13)、『ある母の復讐』(13)、『私のオオカミ少年』(12)『隣人-The Neighbors -』(12)
◆TV SERIES 「メビウス:黒い太陽」(21)、「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」(21)、「悪魔判事」(21)、「サイコだけど大丈夫」(20)、「その男の記憶法」(20)、「誰も知らない」(20)、「私の国」(19)、「シークレット・ブティック」(19)、「イン・ソウル - 私が独立する唯一の方法(原題)」(19)、「王になった男」(19)、「空から降る一億の星」(18)、「ラブリー・スター・ラブリー」(18)、「王は愛する」(17)、「猟奇的な彼女」(17)、「恋のゴールドメダル ~僕が恋したキム・ボクジュ~」(16)
1978年3月3日生まれ。1996年に舞台俳優としてデビュー。2014年、ドラマ「ミセン-未生-」のパク代理役で注目される。その後『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)、『犯罪都市』(17)、『タクシー運転手~約束は海を越えて~』(17)、『犯罪都市 THE ROUNDUP』(22)など話題作に相次いで出演。
◆MOVIE 『犯罪都市 THE ROUNDUP』(22)、『色男ホ・セク』(19)、『英雄都市』(19)、『ザ・ソウルメイト』(18)、『犯罪都市』(17)、『一級機密』(17)、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)、『The NET 網に囚われた男』(16)
◆TV SERIES 「走る調査官~あなたの人権守ります!~」(19)、「SUITS/スーツ~運命の選択~」(18)、「黄金の私の人生」(17)「操作~隠された真実」(17)、「ヴァンパイア探偵」(16)、「輝くか、狂うか」(15)、「ミセン-未生-」(14)
1976年10月21日生まれ。2012年『共謀者』で映画監督デビューし、第33回青龍映画賞新人監督賞を受賞。その後『技術者たち』(14)、『メタモルフォーゼ/変身』(19)を手掛け、“ジャンル映画のマスター”と呼ばれる。
誤解を恐れずに書こう。
なんて景気のいい映画なんだ!
犯罪者集団、警察、そして“怪人”が入り乱れる移送船内は、誰がいつどのように退場するか全く予想がつかないカオスな状況。 あっと驚く展開とタガの外れすぎた流血シーンの連続に、気分がハイになること間違いなし。
さあ、あなたも血飛沫舞い散る地獄の船内へ──。
「人って本気でブン殴ると壊れるんだな……」
徹底的に蹂躙される人体。予想をはるかに超える残虐行為。真っ赤に染まっていくスクリーン。死ぬためだけに存在しているかのような登場人物たち。ここまでやられると暴力に陶酔してしまう。
青い海に浮かぶ、血袋と化した船!
なんて気分がいいんだ!
その顔を一度見たら決して忘れられない名バイプレイヤー、チェ・グィファ。
抜群の存在感と柔軟な演技力を誇る彼が、まさかこんな血も涙もない最凶最悪のモンスター役で、全世界を震え上がらせる日が来るとは……!!
もしかしたら「韓国の嶋田久作」の誕生を、我々は目撃しているのかもしれない。
本年度、出血度No.1(たぶん)!
怪人の鉄拳で人体が豆腐のようにブッ壊れまくる!
血みどろですが、どろんこ遊び的な楽しさと痛快さに溢れた1本です!
やっぱり血のりは真っ赤な清涼飲料水!スクリーン越しにザバザバ血を浴びて、乾いた体を潤しましょう!
近年のエクストリームホラーの隆盛に韓国からトドメを刺しに来た痛快作。
過剰なまでの血と暴力の応酬に茫然自失の2時間、盛大に血祭りにあげられる為に生き抜いていく登場人物達の絶望の断末魔がスクリーンに眩く焼き付けられる!
全方位くまなく阿鼻叫喚の状況下、一体どいつがブチ殺し切れるのか!の地獄展開に身震いせよ!
凄惨な血と暴力の物語が予測不能の方向へドライブする。最高!画面の全てが赤く染まるような異常な出血量と強烈なバイオレンス、そしてソ・イングクの怪しげな魅力に脳がクラクラと気持ちよくなる。
映画は人が死ねば死ぬほど面白い。そして『オオカミ狩り』は人がたくさん死ぬ!
2023年のベスト出血多量はこいつだ!
近年稀に見る圧倒的出血量!
どんな攻撃をしても必ず血飛沫が舞う!人間って大当たりの間欠泉なんだ!!
死に様がとにかく豪快で、不快さはなくむしろ爽快。
怪人と狂人が入り乱れ、死体だけがひたすら増え続ける超快作です!!
残酷描写を極めながらも、その圧倒的な面白さに打ちのめされる傑作。
キム・ホンソンは越えてはいけない壁を軽々と越えてしまった。ジャンル映画祭がこぞって絶賛も納得。
こんな残酷映画を見たかった。
極悪犯罪者達が乗る貨物船という最悪の密室で繰り広げられるバイオレンス&バイオレンス。
後半からはガラリと表情が変わり…
二度美味しい、いや、二度恐ろしい斬新なスリラー。
極悪囚人と警察の監獄バトルに息をのんでいたら謎の改造人間乱入で思わず吹き出す。
「え、何この超展開!?」と混乱と興奮でカオス状態になるもなす術なく血飛沫を浴び続ける。
『オオカミ狩り』は文字通りの“血祭り”だ!!
殴る!撃つ!叩く!裂く!斬る!割る!殺す!…
筆舌に尽くし難い残虐描写の畳み掛けで、中盤以降はもはや警察も犯罪者も "血の入った袋" にしか見えなくなってしまいました。
次はどの血袋から血が吹き出るのか…?そう考えると死の前にはどんな人間も平等なのかもしれません。