“読んで美味しい”と話題の大人気コミックを『お嬢さん』キム・テリ主演で映画化!

2014年に橋本愛主演で映画化され、大自然に囲まれた小さな集落で暮らす一人の女性の姿を描いた“読んで美味しい”と話題の大人気漫画・五十嵐大介の「リトル・フォレスト」がついに海を越え韓国で映画化!パク・チャヌク監督『お嬢さん』のオーディションで1500分の1の競争率を勝ち抜き、センセーションを巻き起こしたキム・テリが都会の生活に疲れ、故郷に戻るヒロインを瑞々しく演じている。共演に『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』他、韓国映画界に欠かせない若手俳優No.1のリュ・ジュンヨル。イライラする都会の生活を離れて故郷に戻り、幼馴染と再会し、四季折々の自然と共に旬の食材を使った料理を作って食べ、農業をする丁寧な暮らしを心から楽しむ主人公の姿は、同じく日常に疲れているであろう観客にとって活力と癒やしを与えてくれるに違いない。

人と人をつなぐもう1つの主人公「料理」

日本の漫画原作に韓国的な情緒を加味する方法の1つとして、蒸し餅やマッコリなど伝統料理の他、パスタやトッポギなど若い観客層が日常的に楽しむ料理を登場させることで、親近感も付け加えられた。ここに主人公ヘウォンと母の思い出の料理として登場するクレーム・ブリュレ、お好み焼きなど、国籍や種類を問わず登場する多様な料理のおもてなしは観客の五感を満足させると共に、人間関係をつなぐ重要な役割を担っている。

STORY

恋愛、就職と何一つ思いどおりにいかない日常から抜け出し故郷に戻ってきたヘウォンは、旧友であるジェハとウンスクに再会する。他人とは違う自分だけの人生を生きるために故郷に戻ってきたジェハ、平凡な日常からの逸脱を夢見るウンスクと共に自ら育てた農作物で一食一食を作っては食べ冬から春、そして夏、秋を経て再び冬を迎えることになったヘウォン。こうして特別な四季を送りながら、故郷に戻ってきた真の理由を悟ったヘウォンは新たな春を迎えるための第一歩を踏み出すが…。

CAST

キム・テリ
映画界で話題の女優 キム・テリ ヘウォン

1500倍の競争率を勝ち抜いてパク・チャヌク監督に選ばれ、映画『お嬢さん』のスッキ役で彗星のごとく現れた女優キム・テリ。ストレートでありながら生き生きとしたキャラクターであるスッキ役で、各映画祭の新人女優賞を総なめにして、次世代女優として浮上した彼女は、映画『1987、ある闘いの真実』では1987年に大学に入学した新入生であり、当代の平凡な市民を代弁するヨニ役を演じ、キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・ヘジンなど、韓国を代表するトップ俳優の間でも確実な存在感を示した。本作で明るく爽やかな等身大のヒロインを瑞々しく演じたキム・テリは、今まで見ることのできなかった新たな魅力で観客の心をわしづかみにするだろう。

<主な出演作>
映画:『お嬢さん』(16)、『1987、ある闘いの真実』(17)
ドラマ:「ミスター・サンシャイン」(18)

リュ・ジュンヨル
韓国を代表する青春俳優 リュ・ジョンヨル ジェハ

2015年に映画『ソーシャルフォビア(原題)』で映画界に彗星のごとく現れた俳優リュ・ジュンヨル。新人らしからぬ演技力で注目された彼は、tvNドラマ「恋のスケッチ ~応答せよ1988~」のジョンファン役で温かいビジュアルとロマンチックな眼差しで女心を揺るがしながら、初恋相手の理想像として国民的人気を博す。その後『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』『THE KING ザ・キング』などの多様な作品を通じて、演技力とスター性を認められたリュ・ジュンヨルは本作では他人が決めた人生ではなく、自らが夢見てきた人生を選んだジェハを演じながら、最もリュ・ジュンヨルらしい姿を見せてくれている。

<主な出演作>
映画:『グローリーデイ』(15)、『THE KING ザ・キング』(17)
     『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』)(17)、『沈黙、愛』(17)
ドラマ:「恋のスケッチ ~応答せよ1988~」(15~16)、「運勢ロマンス」(16)

チン・ギジュ
イム・スルレ監督が発掘した新鋭 チン・ギジュ ウンスク

ドラマ「2度目の二十歳」でデビューし、多数のドラマで活躍したチン・ギジュは「麗 <レイ> ~花萌ゆる8人の皇子たち~」でIUが演じたヘ・スの侍女チェリョン役で顔を知られるようになる。スクリーンデビュー作となる本作でも特有の弾むような魅力で堂々と演じ切り、今後の活躍が期待される新人女優の1人である。

<主な出演作>
ドラマ:「2度目の二十歳」(15)、「ポンダンポンダン 王様の恋」(15)
            「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」(16)

ムン・ソリ
安心して見られる名女優 ムン・ソリ へウォンの母親

イ・チャンドン監督の映画『ペパーミント・キャンディー』でデビューしたムン・ソリは『オアシス』で重度脳性麻痺の障がい者を演じて、その年のベネチア国際映画祭、青龍映画賞など国内外有数の映画祭の新人賞を総なめにした。その後『浮気な家族』、『愛してる、マルスンさん』、『ヴィーナス・トーク ~官能の法則』など、数多くの映画で彼女だけの特別な演技で観客に愛されてきたムン・ソリ。彼女は昨年、『女優は今日も(原題)』で演出にも挑戦し、韓国を代表する女優だ。イム・スルレ監督と一緒に仕事をするのは『私たちの生涯最高の瞬間』『飛べ、ペンギン』に続き、3度目となる彼女は、本作で主人公ヘウォンの母親を演じた。

<主な出演作>
映画:『ペパーミント・キャンディー』(99)、『オアシス』(02)
     『私たちの生涯最高の瞬間』(08)、『お嬢さん』(16)

STAFF

監督イム・スルレ「観客に休息のような映画を贈りたかった」

『ワイキキ・ブラザース(原題)』『私たちの生涯最高の瞬間』『南へ走れ(原題)』『提報者 ~ES細胞捏造事件~』などを通じて優しいが力ある演出力でマスコミと大衆の両方に認められたイム・スルレ監督。『グローリーデイ』『ごめんね、ありがとう』などの制作を通じて制作者としても確固たる地位を築いた彼女が『リトル・フォレスト 春夏秋冬』を通じて4年ぶりに演出者として復帰する。
刺激的な素材が溢れる近年、刺激的でなくても観客に考える契機を与える映画に回帰したかったというイム・スルレ監督。本作を通じて都会で主に生活する20~30代の若者に韓国の美しい四季の風景を見せたかったという彼女は、日本の原作漫画では、主人公が自給自足をして料理を作って食べる過程に集中するのとは異なり、人物のストーリーにフォーカスを当てて、韓国的な情緒を見せようとしたそうだ。
「私は『リトル・フォレスト』が多くの人々にとって休息となれば嬉しい。私たちの映画を見る間だけでも恋愛、就職の心配事は忘れて、ヘウォンと友人たちの特別な四季の流れに従っていけば、いつの間にか、少し休むことができる余裕が生まれると思う」というイム・スルレ監督の言葉どおり、『リトル・フォレスト』を通じて観客は真の休息の意味を知ることができるだろう。

<主な作品歴>
映画:『私たちの生涯最高の瞬間』(08)、『飛べ、ペンギン』(09)
     『提報者 ~ES細胞捏造事件~』(14)

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