82年生まれ、キム・ジヨン × 人気漫画家による描き下ろし4コマが到着!「私とあなたとキム・ジヨン」 82年生まれ、キム・ジヨン × 人気漫画家による描き下ろし4コマが到着!「私とあなたとキム・ジヨン」
『男の育児休暇は休暇』 普通の女 キム・ジヨンの夫も また普通の男である 「子供できてもそんな生活変わるわけじゃないでしょ」
でもどちらかというと優しい部類なのだと思う 「最近疲れてるよね?病院行ったほうがいいよ」
「良い旦那さんだね」と言われることもあるだろう 「僕が育休とるよ!」「え……とれるの?」「大丈夫!僕もちょうど読書とか勉強したかったし」
そしてキム・ジヨン応援上映が開催されたとしたらこう叫ばれるに違いない 「育児しろや!!」
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【 峰なゆか 】
<プロフィール> 漫画家・文筆家。「アラサーちゃん」、「女くどき飯」、「オシャレな人って思われたい!」など、アラサー世代の女性の恋愛観・セックス観を、冷静かつ的確に分析した作風が共感を呼び各誌で活躍中。
現在は自身の経験を基にした半自伝漫画「AV女優ちゃん」を週刊SPA!(扶桑社)で連載中。
『80年生まれの私と『82年生まれ、キム・ジヨン』by瀧波ユカリ』 妊娠・出産後、私にかかる声はこうなった 「ママさん」「お母さん」「〇〇ちゃんママ」疲れでボーッとしている(!?私のことじゃないみたい…)
体が「母親」という名のゼリーにおおわれている感じで 世間はゼリーに向かって好き勝手にいろいろ言ってくる 「お母さんなんだからがんばって」「母乳ですか~?」「母は強し!」「いやなら産むな」中にいる私のこと見えてないの?てか知らん人までつっかかってくるの何なの?
しかもゼリーはよく見ると何層もあるし 中にいる限りずっと「女だから」「嫁だから」「母親だから」と制限され続ける (私ずっとゼリーの中にいたんだな…!!) 女(1980年~) 嫁・奥さん・人妻(2007年~) 母親・ママ・お母さん(2010年~)
それがどれほど理不尽でどんなふうに人の心を壊していくものなのか…『82年生まれ、キム・ジヨン』を見て知ってほしいです。すべての人に関係あることだから。 「子を産め」「出世はあきらめろ」「家事をしろ」「勉強なんかしなくていい」 ジヨンもゼリーの中にいる
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【 瀧波ユカリ 】
<プロフィール> 漫画家・エッセイスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。2004年、4コマ漫画『臨死!!江古田ちゃん』でアフタヌーン四季賞大賞を受賞しデビュー。同作は女性からの圧倒的な支持を得てテレビドラマ化・アニメ化された。
現在は元彼との関係に悩む20代女性の成長を描く『モトカレマニア』を連載中。同作も2019年にテレビドラマ化された。他に、実母の闘病と看取りを描いたエッセイ漫画『ありがとうって言えたなら』、自身の子育てを記録した『はるまき日記』など著書多数。札幌市在住。
学生時代バスで痴漢にあったジヨンちゃん…お父さんが助けに来てくれたと思ったら 「大丈夫か!?」
「服装に気をつけろ スカートの丈短いぞ 笑顔を誰にでも見せるな」「…はぁっ!?ジヨンちゃんは笑顔なんて見せてないゾ!!」学生はスカート履きたくて履いてんじゃないんだ!!
「危険な目に遭うのは本人の不注意のせいだ」
私たちは時々女であることで父親や恋人に対して諦めなきゃいけないことがあるけれど 折り合いつけるんじゃなくて分かり合いたいよね 「ジヨンちゃん大丈夫 少しづつ行きやすい未来がやってくるから」
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【 マキヒロチ 】
<プロフィール> 第46回小学館新人コミック大賞入選。ビッグコミックスピリッツにてデビュー。『いつかティファニーで朝食を』では「朝食女子」というワードもブームに。
現在は人生の岐路に立つ女性たちが新しい街で一歩を踏み出す姿を描く『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』、スケートボードに魅せられた女子の挫折と再生の日々を描いた『SKETCHY』(ともにヤンマガサード)で連載中。