北原みのり 作家・ラブピースクラブ代表 「アンナ・カレーニア」の有名な一文、「幸福な家庭はどれも似てるが、不幸な家庭はそれぞれに不幸」にずっと違和感があった。この国で女性として生きている者としての実感は、「女の幸福はそれぞれだが、不幸はなんて似ているのだろう」だった。どう生きても批判され、性的に尊厳を奪われ、自分の言葉が消え、軽く扱われる。私たちの痛みの根に優しく触れ、手をつなぐための「私たちの物語」がうまれた。