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辛く感じたのなら、勇気になる。                   ハッとしたのなら、改めることができる。 ふとしたこと よくあること の中に 魔物は宿り それが届いてしまった心は ゆっくりと蝕まれてしまう。 デリケートであることは 本来素晴しいことなのに。 側にいてくれる大切な人に頼り きっと完璧であることを捨て       それでも 自分らしく振る舞うことが 懐かしくなってしまったら     この映画に 再び勇気をもらうことができるだろう。YOU(タレント)
辛く感じたのなら、勇気になる。 ハッとしたのなら、改めることができる。 ふとしたこと よくあること の中に魔物は宿り それが届いてしまった心は ゆっくりと蝕まれてしまう。 デリケートであることは 本来素晴しいことなのに。 側にいてくれる大切な人に頼り きっと完璧であることを捨て それでも 自分らしく振る舞うことが 懐かしくなってしまったら この映画に 再び勇気をもらうことができるだろう。
YOU
タレント
生きているだけで、心が少しずつ削られていくような痛みと、     希望を持ったそばから、頭を水の中に押し沈められるような苦しみに、国境なんてなかった。それを理解してくれる「女以外」の人間は、  世界にどれほどいるのだろうか。ジェーン・スー(コラムニスト・ラジオパーソナリティ)
生きているだけで、心が少しずつ削られていくような痛みと、 希望を持ったそばから、頭を水の中に押し沈められるような苦しみに、 国境なんてなかった。それを理解してくれる「女以外」の人間は、 世界にどれほどいるのだろうか。
ジェーン・スー
コラムニスト・ラジオパーソナリティ
育児に"協力的"な優しい夫と可愛い娘、素敵なマンションで3人暮らし。  "感謝すべき"とされるひとつの幸せのカタチ...。でも、その中を生きるヒロインは、閉じ込められている感覚とともに追い詰められていく。それは、現代を生きる女の"ワガママ"なのか?! 違う。違うのだ!では、どう違うのか?!その理由は、物語にしないと描けないもので、それがここにある。 愛する女性がいる男性に、必ず観て欲しいです。ほんとうの意味で女性を愛するには、理解するところからだから。Lily(作家)
育児に"協力的"な優しい夫と可愛い娘、素敵なマンションで3人暮らし。  "感謝すべき"とされるひとつの幸せのカタチ...。でも、その中を生きるヒロインは、閉じ込められている感覚とともに追い詰められていく。それは、現代を生きる女の"ワガママ"なのか?!   違う。違うのだ! では、どう違うのか?! その理由は、物語にしないと描けないもので、それがここにある。  愛する女性がいる男性に、必ず観て欲しいです。ほんとうの意味で女性を愛するには、理解をするところからだから。
Lily
作家
女に生まれて一度でも生きづらさや孤独を感じたり何かを諦めた人に見て欲しい。一人じゃないよ仲間だよと、この作品は優しく肩を抱いてくれるでしょう。そして女だけではなく男として生きづらさを感じてる男性もいるはず。性別関係なくすべての人に見て欲しい作品です。マキヒロチ(漫画家)
女に生まれて一度でも生きづらさや孤独を感じたり何かを諦めた人に見て欲しい。一人じゃないよ仲間だよと、この作品は優しく肩を抱いてくれるでしょう。そして女だけではなく男として生きづらさを感じてる男性もいるはず。性別関係なくすべての人に見て欲しい作品です。
マキヒロチ
漫画家
原作よりもっとリアル。原作よりもっとおもしろい。原作とはべつものの感動。 女も男も"いいひと"ばかりなのに、女ばかりを追い詰める性差別の構造が「あるある」感満載のドラマに、くっきりと浮かびあがる。上野千鶴子(社会学者)
原作よりもっとリアル。原作よりもっとおもしろい。原作とはべつものの感動。 女も男も"いいひと"ばかりなのに、女ばかりを追い詰める性差別の構造が「あるある」感満載のドラマに、くっきりと浮かびあがる。
上野千鶴子
社会学者
一見幸せに見える暮らしは静かに狂気に犯され、また、狂わなければ苦しさにも気づいてもらえない残酷さ。そんな中で、優しい人たちの存在に泣いてしまいました。 昔の女性は箱に入れられ、息苦しくとも周りが見えませんでした。 今の女性はガラスの箱に入れられ、見通しはいいけれど常に見られ、周りが気になり、気づいたら息ができなくなっていたりします。 隣の見知らぬ人のつらさに、気づいて、優しくしたくなる物語です。海野つなみ(漫画家)
一見幸せに見える暮らしは静かに狂気に犯され、また、狂わなければ苦しさにも気づいてもらえない残酷さ。そんな中で、優しい人たちの存在に泣いてしまいました。 昔の女性は箱に入れられ、息苦しくとも周りが見えませんでした。 今の女性はガラスの箱に入れられ、見通しはいいけれど常に見られ、周りが気になり、気づいたら息ができなくなっていたりします。 隣の見知らぬ人のつらさに、気づいて、優しくしたくなる物語です。
海野つなみ
漫画家
なんでもない日常に埋め込まれた痛みの数々が、こんなふうに掬い上げられる時がやっと来た。 看過されてきたその痛みを真正面から描いたこの作品は、映画やドラマで「取るに足らないもの」として軽く扱われてきた女性のため息が、社会の抱える根深い差別であることを真摯に描く。 『82年生まれ、キム・ジヨン』は、すべての女性にとって超重要作だ。山内マリコ(作家)
なんでもない日常に埋め込まれた痛みの数々が、こんなふうに掬い上げられる時がやっと来た。 看過されてきたその痛みを真正面から描いたこの作品は、映画やドラマで「取るに足らないもの」として軽く扱われてきた女性のため息が、社会の抱える根深い差別であることを真摯に描く。 『82年生まれ、キム・ジヨン』は、すべての女性にとって超重要作だ。
山内マリコ
作家
男尊女卑の国韓国も法律、制度、教育の面では大きく変わってきた。しかしそこで生きる女性を取りまく「空気」の息苦しさ。悪気のない「当たり前」の圧力はまじめで誠実に生きようとするジヨンを絶望に追い詰めていく。 女性だから被る理不尽な困難や障害の数々に対する怒りと絶望。『これは私のことだ』と共感する韓国の女性が原作のフェミニスト小説をベストセラーに押し上げた。 日本の女性の「あきらめ」「かしこさ」と重ねあわせると、韓国の女性たちの怒りのエネルギーがまぶしい。坂東眞理子(昭和女子大学 総長・理事長)
男尊女卑の国韓国も法律、制度、教育の面では大きく変わってきた。しかしそこで生きる女性を取りまく「空気」の息苦しさ。悪気のない「当たり前」の圧力はまじめで誠実に生きようとするジヨンを絶望に追い詰めていく。 女性だから被る理不尽な困難や障害の数々に対する怒りと絶望。『これは私のことだ』と共感する韓国の女性が原作のフェミニスト小説をベストセラーに押し上げた。 日本の女性の「あきらめ」「かしこさ」と重ねあわせると、韓国の女性たちの怒りのエネルギーがまぶしい。
坂東眞理子
昭和女子大学 総長・理事長
痴漢、終わらない家事、ベビーカーに向けられる白い目…。 キム・ジヨンに毎日突き刺さる鋭いトゲ。絶え間なくポタポタしたたる血を見つめていると、ある場面で、致死量にいたる血しぶきが、観客にもバーッと降りかかる。 正気を失った彼女から絞り出された「声」は、悪魔のものではない。そのギリギリの叫びは、世代を超えた女性の連帯が、社会へのカウンターになることを教えてくれる。柚木麻子(作家)
痴漢、終わらない家事、ベビーカーに向けられる白い目…。 キム・ジヨンに毎日突き刺さる鋭いトゲ。絶え間なくポタポタしたたる血を見つめていると、ある場面で、致死量にいたる血しぶきが、観客にもバーッと降りかかる。 正気を失った彼女から絞り出された「声」は、悪魔のものではない。そのギリギリの叫びは、世代を超えた女性の連帯が、社会へのカウンターになることを教えてくれる。
柚木麻子
作家
北斗晶(タレント)
妻となり母となる喜びは何ものにも変え難い事だと分かっているのに心がそれを受け入れられない。〇〇ちゃんママと呼ばれる自分は一体何者になってしまったのか?幸せと引き換えに何かを失ってしまった、そう思って苦しむジヨンの様な女性は沢山この世にはいる。 時に見知らぬ他人の優しさの方が心を救ってくれる時もある。困ってるママに子育てがほぼ終わった私に出来ることは、お手伝いしましょうか?そう声をかけてあげる事。なぜなら私がそうして欲しかったから。改めて泣いた日を思い出させてくれた映画でした。
北斗晶
タレント
ワケもわからずキャパオーバーして、みんな平然とできてるのになんでわたしはできないの?と自分を否定してついには心が壊れ、その原因は自分の能力の低さなんだと思い込んでいたあの頃のわたしが、確実にそこにいた。 私たちはバラバラでいいし、バラバラのまま手を取り合うことができる。私になるための闘いはとても孤独で果てしないけれど、受け皿を作り、照らし合うことができる。この映画はそのひとつの光だと思います。あっこゴリラ(ラッパー)
ワケもわからずキャパオーバーして、みんな平然とできてるのになんでわたしはできないの?と自分を否定してついには心が壊れ、その原因は自分の能力の低さなんだと思い込んでいたあの頃のわたしが、確実にそこにいた。 私たちはバラバラでいいし、バラバラのまま手を取り合うことができる。私になるための闘いはとても孤独で果てしないけれど、受け皿を作り、照らし合うことができる。この映画はそのひとつの光だと思います。
あっこゴリラ
ラッパー
女性もそうですが、多くの男性にみてほしい。 私は高校まで日本で生まれ育ったので、日本の女友達や彼女達の母親が置かれている状況、国内のメディアで賞賛されがちな「三歩下がって男を支える」女性像にずっと胸を痛めてきました。日本・韓国・中国に共通する東アジアの儒教的家族観は、特有の深刻さがあると思っています。 道のりは長いですが、「気づくこと」は大事な一歩なので、この映画が多くの人に大事な気づきを与えてくれますように。スプツニ子!(アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授)
女性もそうですが、多くの男性にみてほしい。 私は高校まで日本で生まれ育ったので、日本の女友達や彼女達の母親が置かれている状況、国内のメディアで賞賛されがちな「三歩下がって男を支える」女性像にずっと胸を痛めてきました。日本・韓国・中国に共通する東アジアの儒教的家族観は、特有の深刻さがあると思っています。 道のりは長いですが、「気づくこと」は大事な一歩なので、この映画が多くの人に大事な気づきを与えてくれますように。
スプツニ子!
アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授
性別に関係なく、私達は選択の自由を尊重されて、       初めて、"人間として尊重"がある。 女性の不公平、不公正さのある社会の問題に慣れてしまい 無自覚になってしまってることに問いかけられて気付いた作品。 女性が自由でない限り、男性の、そして人間としての自由もないということに気付いて欲しい。アン ミカ(モデル・タレント)
性別に関係なく、私達は選択の自由を尊重されて、       初めて、"人間として尊重"がある。 女性の不公平、不公正さのある社会の問題に慣れてしまい 無自覚になってしまってることに問いかけられて気付いた作品。 女性が自由でない限り、男性の、そして人間としての自由もないということに気付いて欲しい。
アン ミカ
モデル・タレント
会社を経営しているものとして、仕事がしたいと思う女性を活かす環境づくりは日本も韓国もこれからは必要不可欠。 韓国で社会現象までになったという、、女性の気持ちに寄り添った社会を 大いに期待しますたかの友梨(美容家)
会社を経営しているものとして、仕事がしたいと思う女性を活かす環境づくりは日本も韓国もこれからは必要不可欠。 韓国で社会現象までになったという、、女性の気持ちに寄り添った社会を 大いに期待します
たかの友梨
美容家
ひとりの女性が子育て中に「女」から 「人間」に生まれ変わるプロセスは、 なんとも、スリリングで見事だ! 田嶋陽子(女性学研究者)
ひとりの女性が子育て中に「女」から 「人間」に生まれ変わるプロセスは、 なんとも、スリリングで見事だ!
田嶋陽子
女性学研究者
利発で優しいキム・ジヨン。彼女を追い詰めたものは何だったのか。それは日常。家族。社会そのもの。そこに潜む耐えがたさを知るとき、圧しつけられてきた女たちの、母たちの内なる狂気を知ること になる。 女を知ろう。人間を知ろう。その言葉を聞こう。不正義の連鎖を止 めよう。そして、他人を言葉で殴りつける人も、同じ抑圧を行って いるのだと知ってほしい。ジヨンが幸せに生きていけますように。三浦瑠麗(国際政治学者)
利発で優しいキム・ジヨン。彼女を追い詰めたものは何だったのか。それは日常。家族。社会そのもの。そこに潜む耐えがたさを知るとき、圧しつけられてきた女たちの、母たちの内なる狂気を知ること になる。 女を知ろう。人間を知ろう。その言葉を聞こう。不正義の連鎖を止 めよう。そして、他人を言葉で殴りつける人も、同じ抑圧を行って いるのだと知ってほしい。ジヨンが幸せに生きていけますように。
三浦瑠麗
国際政治学者
世の中は、今随分と進化していますが、やはり、まだまだアジアは、男女平等とは行かない様です。昔の女性は、世の中に出て仕事をしていないので、子供を産んで育てて、家事もやる。それで良い時代ではありましたが。。今の世の中は、女性も働いているのが当たり前ですから、いきなり、仕事を辞めて子供だけを育てる環境は、キツいといえます。欧米の様に、社会も、会社も、男性も子供を中心とした社会であれば、女性は子育ても楽しいですが。。。 日本も大変ですが、更にこの作品を観て、韓国は、もっと大変なんだなと驚きました。。特に子育ては、周りの理解や、協力がないと苦しいだけになります。それがストレスになり気づかぬうちに精神をきたしてゆく。。非常にリアルな作品でした。どんな時代でも、ひとりの人間が自分らしく生きられた良いですね。。結婚しても、子供を産んでも、前と変わらない生活が出来たら良いですね。。梅宮アンナ(タレント)
世の中は、今随分と進化していますが、やはり、まだまだアジアは、男女平等とは行かない様です。昔の女性は、世の中に出て仕事をしていないので、子供を産んで育てて、家事もやる。それで良い時代ではありましたが。。今の世の中は、女性も働いているのが当たり前ですから、いきなり、仕事を辞めて子供だけを育てる環境は、キツいといえます。欧米の様に、社会も、会社も、男性も子供を中心とした社会であれば、女性は子育ても楽しいですが。。。 日本も大変ですが、更にこの作品を観て、韓国は、もっと大変なんだなと驚きました。。特に子育ては、周りの理解や、協力がないと苦しいだけになります。それがストレスになり気づかぬうちに精神をきたしてゆく。。非常にリアルな作品でした。どんな時代でも、ひとりの人間が自分らしく生きられた良いですね。。結婚しても、子供を産んでも、前と変わらない生活が出来たら良いですね。。梅宮アンナ(タレント)
梅宮アンナ
タレント
自分自身の母親になっての日々と、共感する部分が驚くほどたくさんありました。これからの世界を作っていく私たちが観るべき作品だと思います。 作品から得たたくさんのエネルギーを一つ一つ、自分のパワーに変えていきたいです。鈴木あきえ(タレント)
自分自身の母親になっての日々と、共感する部分が驚くほどたくさんありました。これからの世界を作っていく私たちが観るべき作品だと思います。 作品から得たたくさんのエネルギーを一つ一つ、自分のパワーに変えていきたいです。
鈴木あきえ
タレント
「女性だから」「男性だから」そんな言葉にうんざりしていた。でもその言葉に甘えたこともあるのも事実。大切なのは、誰かの価値観だけで性別に関わらず人を縛らないこと、縛られないこと。この映画を観たら、改めて自分の幸福とは何かを選択肢を大きく広げて考えることができるだろう。「これは私の物語」、人生の主人公は私自身だ。神山まりあ(モデル)
「女性だから」「男性だから」そんな言葉にうんざりしていた。でもその言葉に甘えたこともあるのも事実。大切なのは、誰かの価値観だけで性別に関わらず人を縛らないこと、縛られないこと。この映画を観たら、改めて自分の幸福とは何かを選択肢を大きく広げて考えることができるだろう。「これは私の物語」、人生の主人公は私自身だ。
神山まりあ
モデル
「私が男だったら、こんな対応じゃなかったのかな。」 起業した時に、思いました。 映画終盤でジヨンが変われたように、これからの時代の女性の在り方をアップデートしていくのは私たち自身! 私は"自分らしく"生きれたら楽しい!という感覚になれたのも色々な経験があったからこそ。これからもこの感覚を大切にいきたいと思う。MALIA.(モデル)
「私が男だったら、こんな対応じゃなかったのかな。」 起業した時に、思いました。 映画終盤でジヨンが変われたように、これからの時代の女性の在り方をアップデートしていくのは私たち自身! 私は"自分らしく"生きれたら楽しい!という感覚になれたのも色々な経験があったからこそ。これからもこの感覚を大切にいきたいと思う。
MALIA.
モデル
悲しいかな、女性がめちゃくちゃ共感してしまう映画! 将来私の娘には 、共感してもらいたくない映画! 一刻も早くこの映画が、 “時代劇”扱いされる世の中になりますように。。。小原正子(お笑いタレント)
悲しいかな、女性がめちゃくちゃ共感してしまう映画! 将来私の娘には 、共感してもらいたくない映画! 一刻も早くこの映画が、 “時代劇”扱いされる世の中になりますように。。。 コメント|小原正子(お笑いタレント)
小原正子
お笑いタレント
手が届きそうなほど身近に感じる82年生まれの女性が直面した悩みと現状を美しい描写で見せつけられました。 私は81年生まれだがとても物語に共感する部分が多かった。 特に社会と自分との関係性の切り取り方は思わず深い頷きをしてしまいました。 これを観てひとりじゃないんだと気付かされました。みんな同じ時を生きて状況を味わっているのだと。今もなお解決されていない女性の社会問題が女性の視点から色濃くとりあげられているので、私はこの映画がきっかけで少しでも社会が変わってくれたら嬉しいと思いました。キンタロー。(お笑いタレント)
手が届きそうなほど身近に感じる82年生まれの女性が直面した悩みと現状を美しい描写で見せつけられました。 私は81年生まれだがとても物語に共感する部分が多かった。 特に社会と自分との関係性の切り取り方は思わず深い頷きをしてしまいました。 これを観てひとりじゃないんだと気付かされました。みんな同じ時を生きて状況を味わっているのだと。今もなお解決されていない女性の社会問題が女性の視点から色濃くとりあげられているので、私はこの映画がきっかけで少しでも社会が変わってくれたら嬉しいと思いました。
キンタロー。
お笑いタレント
女の人生の影の部分を、鉛筆デッサンのように繊細なタッチで描いた作品。影を書き込むことで社会の姿が浮き上がります。 切なくて美しい映画に共感しながら見入ってしまいます。辛酸なめ子(コラムニスト)
女の人生の影の部分を、鉛筆デッサンのように繊細なタッチで描いた作品。影を書き込むことで社会の姿が浮き上がります。 切なくて美しい映画に共感しながら見入ってしまいます。
辛酸なめ子
コラムニスト
娘さんと呼ばれていた頃は、キムチには白菜と唐辛子しか入ってなくて、笑顔で片手間に作れるとも思っていた。 大人になってから、驚くほどたくさんの香辛料が混ぜられていて、長い時間と民族の誇りと文化、明日の命を繋ぐための希望をこめて熟成されていくのを知った。 そしてこの映画を観て、ああ、甕の中には女の涙も滴っているんだなとわかった。岩井志麻子(作家)
娘さんと呼ばれていた頃は、キムチには白菜と唐辛子しか入ってなくて、笑顔で片手間に作れるとも思っていた。 大人になってから、驚くほどたくさんの香辛料が混ぜられていて、長い時間と民族の誇りと文化、明日の命を繋ぐための希望をこめて熟成されていくのを知った。 そしてこの映画を観て、ああ、甕の中には女の涙も滴っているんだなとわかった。
岩井志麻子
(作家)
これは私の物語だけど、きっと私だけの物語じゃない。 まだ男女が平等だと信じていた頃の私が観たらどう感じるのだろう。よくある日常のこととして、考えない振りを選んだのだろうか。だけど直視しないと、なぜ苦しいのか理由がわからないまま悩み続けることになるだろう。 だからしっかりと観よう。産まれてきてから今日までに思い込まされてきた価値観ではなく、自分自身の心で。石川優実(俳優、アクティビスト)
これは私の物語だけど、きっと私だけの物語じゃない。 まだ男女が平等だと信じていた頃の私が観たらどう感じるのだろう。よくある日常のこととして、考えない振りを選んだのだろうか。だけど直視しないと、なぜ苦しいのか理由がわからないまま悩み続けることになるだろう。 だからしっかりと観よう。産まれてきてから今日までに思い込まされてきた価値観ではなく、自分自身の心で。
石川優実
俳優、アクティビスト
チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の主人公は、女性の人生に立ちはだかる全ての理不尽さと不快感に耐えきれず、崩壊し、そして分裂した。「女なら彼女の気持ちがわかるはず!」とは断言しきれない。「男にこそ観て欲しい!」とも望めない。なぜなら、「タイシタコトナイ」と彼女が、社会が割り切っているつもりの日々の些細な出来事が、人知れず彼女の心を蝕んでいくのだから。男でも女であっても、他人の痛みを感じない人は絶対数いるわけで…。 ただ、時に「タイシタコトナイ」出来事の連続が「トンデモナイコト」になるということを、この映画で知って欲しい。久しぶりに私は悔し泣きした。クリス-ウェブ 佳子(モデル・コラムニスト)
チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の主人公は、女性の人生に立ちはだかる全ての理不尽さと不快感に耐えきれず、崩壊し、そして分裂した。「女なら彼女の気持ちがわかるはず!」とは断言しきれない。「男にこそ観て欲しい!」とも望めない。なぜなら、「タイシタコトナイ」と彼女が、社会が割り切っているつもりの日々の些細な出来事が、人知れず彼女の心を蝕んでいくのだから。男でも女であっても、他人の痛みを感じない人は絶対数いるわけで…。 ただ、時に「タイシタコトナイ」出来事の連続が「トンデモナイコト」になるということを、この映画で知って欲しい。久しぶりに私は悔し泣きした。
クリス-ウェブ 佳子
モデル・コラムニスト
まるで小説の中のキム・ジヨンを救い出すために   つくられた映画のように思えて、涙が止まらなかった。 自分の「声」を獲得するということは、         未来への扉を開くことでもあるのだ。松原青子(作家)
まるで小説の中のキム・ジヨンを救い出すために   つくられた映画のように思えて、涙が止まらなかった。 自分の「声」を獲得するということは、         未来への扉を開くことでもあるのだ。
松田青子
作家
この作品は現代を生きる女性が直面する問題を全く誇張無く描いた映画ですが、私達が時代劇を見た時に「こんなことで切腹しなきゃいけないなんて、どうかしてるよね」と思うのと同じように、何年か後にこの映画を見た人々が「昔の女性は、こんなにひどい目にあっていたんだね」という感想を持つことを願っています。はあちゅう(ブロガー・作家)
この作品は現代を生きる女性が直面する問題を全く誇張無く描いた映画ですが、私達が時代劇を見た時に「こんなことで切腹しなきゃいけないなんて、どうかしてるよね」と思うのと同じように、何年か後にこの映画を見た人々が「昔の女性は、こんなにひどい目にあっていたんだね」という感想を持つことを願っています。
はあちゅう
ブロガー・作家
これは遠いどこかのだれかに起こった特別な話ではない。 まだまだもっと観ていたかった。 ジヨンの心に寄り添っていたかった。蒼井ブルー (文筆家・写真家)
これは遠いどこかのだれかに起こった特別な話ではない。 まだまだもっと観ていたかった。 ジヨンの心に寄り添っていたかった。
蒼井ブルー
文筆家・写真家
63年生まれの私たちは男女雇用機会均等法元年入社。そのときに感じたガラスの壁や天井を82年生まれのキム・ジヨンが感じていたなんて…。この20年は一体何だったのか。その衝撃に驚きつつも、でも、きっと変わる。変えなくてはいけない。強いメッセージと希望が伝わって来た。これは紛れもない、私たちの物語だ。岩瀬惠子(フリーアナウンサー)
63年生まれの私たちは男女雇用機会均等法元年入社。そのときに感じたガラスの壁や天井を82年生まれのキム・ジヨンが感じていたなんて…。この20年は一体何だったのか。その衝撃に驚きつつも、でも、きっと変わる。変えなくてはいけない。強いメッセージと希望が伝わって来た。これは紛れもない、私たちの物語だ。
岩瀬惠子
フリーアナウンサー
痛い。女性誰もが共感する生き辛さが、刺さるように、痛い。 でも、思いがけないラストには、何世代も脈々と続いてきた自分の歴史と向き合う勇気と、希望をもらった。 あらゆるジェンダーを超えて、全ての人に見て欲しい映画。早坂香須子(メイクアップアーティスト)
痛い。女性誰もが共感する生き辛さが、刺さるように、痛い。 でも、思いがけないラストには、何世代も脈々と続いてきた自分の歴史と向き合う勇気と、希望をもらった。 あらゆるジェンダーを超えて、全ての人に見て欲しい映画。
早坂香須子
メイクアップアーティスト
「あなたのことが心配だから」「これが女として普通なんだよ」と、味方の仮面をかぶって人生を勝手に決めつけてくるご親切なみなさん、この映画を観てほんとうに自分は“加害者”ではないと言い切れ ますか? この物語にまつわる怒りも、悲しみも、悔しさも、戸惑いも、わたしたちにとっては当たり前すぎる日常なんです。ものすごい愛(エッセイスト)
「あなたのことが心配だから」「これが女として普通なんだよ」と、味方の仮面をかぶって人生を勝手に決めつけてくるご親切なみなさん、この映画を観てほんとうに自分は“加害者”ではないと言い切れ ますか? この物語にまつわる怒りも、悲しみも、悔しさも、戸惑いも、わたしたちにとっては当たり前すぎる日常なんです。
ものすごい愛
エッセイスト
独身の私は 自分のことで手一杯。 だから 家庭と仕事を両立している人を 子育てをしている人を 家族を支えている人を 心から尊敬している。 ところが、 キムジヨンに触れた今 尊敬という言葉も なんだか薄っぺらいものに感じてしまった。 でも、 同じ女性として、 キムジヨンのように 社会の理不尽を味わってきている。 仕事をしていようといまいと 子どもがいようといなかろうと 家庭があろうとなかろうと 日々頑張っている 全ての女性に観て欲しい。 いや、 女性とか、男性とか、じゃない。 そんな女性たちから生まれた 全ての人に観て欲しい。馬場典子(フリーアナウンサー)
独身の私は 自分のことで手一杯。 だから家庭と仕事を両立している人を子育てをしている人を家族を支えている人を 心から尊敬している。 ところが、キムジヨンに触れた今尊敬という言葉もなんだか薄っぺらいものに感じてしまった。 でも、同じ女性として、キムジヨンのように社会の理不尽を味わってきている。 仕事をしていようといまいと 子どもがいようといなかろうと家庭があろうとなかろうと日々頑張っている全ての女性に観て欲しい。 いや、女性とか、男性とか、じゃない。 そんな女性たちから生まれた全ての人に観て欲しい。
馬場典子
フリーアナウンサー
これはただの「女性あるある」映画ではない。         日常生活の中で抱いてきた違和感、もやもやの正体を目の前に突き付けられたようで胸が苦しくなったが、同時に自分だけじゃなかったんだと勇気をもらえた。 ぜひ、男性にも女性にも観てほしい。             これが次のキム・ジヨンを生まないためのスタートラインならば、そこには男性も女性も共に立つべきなのだから。天明麻衣子(フリーアナウンサー)
これはただの「女性あるある」映画ではない。         日常生活の中で抱いてきた違和感、もやもやの正体を目の前に突き付けられたようで胸が苦しくなったが、同時に自分だけじゃなかったんだと勇気をもらえた。 ぜひ、男性にも女性にも観てほしい。             これが次のキム・ジヨンを生まないためのスタートラインならば、そこには男性も女性も共に立つべきなのだから。
天明麻衣子
フリーアナウンサー
ジヨンの明日が、未来が、       どうか幸福なものでありますように、と いつのまにか願いながら映画を観ていた。 それはすなわち、わたしたちの未来だ。加藤千恵 (歌人・小説家)
ジヨンの明日が、未来が、どうか幸福なものでありますように、と いつのまにか願いながら映画を観ていた。 それはすなわち、わたしたちの未来だ。
加藤千恵
歌人・小説家
家父長制や徴兵制が残る韓国。主人公のジヨンが、就職、結婚、出産を通し、女性差別や女性軽視が蔓延る社会の中でなんとか生き抜いていこうとする様は、国は違えど女性なら誰もが共感できるのではないだろうか。神真美(ヌキテパ ディレクター)
家父長制や徴兵制が残る韓国。主人公のジヨンが、就職、結婚、出産を通し、女性差別や女性軽視が蔓延る社会の中でなんとか生き抜いていこうとする様は、国は違えど女性なら誰もが共感できるのではないだろうか。
神真美
ヌキテパ ディレクター
作品を読んだ時、母から聞いた話を見ているようで「キムジヨン読んだ?」と思わず母に連絡をしていた。 知らぬ間に、誰かが決めた、所謂「女」が自分の中にも潜んでいる。いつになれば、どうすれば、私たちは「女」「妻」「母」ではなく「私」を生きることができるのか改めて考えさせられました。西本美沙(ランドリーボックス代表)
作品を読んだ時、母から聞いた話を見ているようで「キムジヨン読んだ?」と思わず母に連絡をしていた。 知らぬ間に、誰かが決めた、所謂「女」が自分の中にも潜んでいる。いつになれば、どうすれば、私たちは「女」「妻」「母」ではなく「私」を生きることができるのか改めて考えさせられました。
西本美沙
ランドリーボックス代表
主人公の夫が困惑する"別人になる"という彼女の言動が、少し詳細を欠く部分があるが、社会構造のなかの女性への差別、古い因習への捕らわれ、自分探し等、あらゆる場所おける女性にとっての生きる指針が象徴的にうたわれている映画である。 どうぞ、是非ご覧になってあなたも真剣にご自分に向き合ってみてください。絶好の機会になるでしょう!河野貴代美(フェミニストカウンセラー)
主人公の夫が困惑する"別人になる"という彼女の言動が、少し詳細を欠く部分があるが、社会構造のなかの女性への差別、古い因習への捕らわれ、自分探し等、あらゆる場所おける女性にとっての生きる指針が象徴的にうたわれている映画である。 どうぞ、是非ご覧になってあなたも真剣にご自分に向き合ってみてください。絶好の機会になるでしょう!
河野貴代美
フェミニストカウンセラー
#これは私の物語 ではない。 それでも、私が他の誰かになりたい/されてしまうキム・ジヨンを少しも不思議に思わないのは、私も性役割を期待され、     性暴力を経験してしまったからだろう。 だから、スカーフを持って「私」を救いに走ってくるあの人になりたい。余計なお世話かもしれない迷いを越えて、それでも声をかけるあの人になりたい。 NEW ERA Ladies 宮越里子(デザイナー)
#これは私の物語 ではない。 それでも、私が他の誰かになりたい/されてしまうキム・ジヨンを少しも不思議に思わないのは、私も性役割を期待され、 性暴力を経験してしまったからだろう。 だから、スカーフを持って「私」を救いに走ってくるあの人になりたい。余計なお世話かもしれない迷いを越えて、それでも声をかけるあの人になりたい。
NEW ERA Ladies 宮越里子
デザイナー
はじめそれは自分にもわからなかった。空気に紛れて、だんだん息ができなくなっていく。やがてそれは喉に張りつき、首を絞め、「私」を殺してしまうのだ。 この映画でその正体が見えるだろう。違う場所で生まれ、違う道を歩いたジヨンと私の口を塞ぐのは同じものだからだ。 そしてそれは決して透明ではない。目を逸らすな、凝らせ、見ろ。塞がれた喉の奥から震える叫びを、私は確かに受け取った。 NEW ERA Ladies super-KIKI(アーティスト)
はじめそれは自分にもわからなかった。空気に紛れて、だんだん息ができなくなっていく。やがてそれは喉に張りつき、首を絞め、「私」を殺してしまうのだ。 この映画でその正体が見えるだろう。違う場所で生まれ、違う道を歩いたジヨンと私の口を塞ぐのは同じものだからだ。 そしてそれは決して透明ではない。目を逸らすな、凝らせ、見ろ。塞がれた喉の奥から震える叫びを、私は確かに受け取った。
NEW ERA Ladies super-KIKI
アーティスト
「女性の生きづらさ」をリアルに描いたベストセラー小説を、 「育児うつ」を柱に据えて巧みに再構成している。家庭・社会・職場に根強く残る女性差別を的確に描き出しつつ、希望を感じられる展開が良い。特に、妻を思う「優しい夫」が戸惑う描写は、本作品にリアリティを持たせている。 描かれる課題は全て、日本でもまさに今、見聞きすることばかりだ。真のジェンダー平等を求める男女に観てほしい。 治部れんげ(ジャーナリスト)
「女性の生きづらさ」をリアルに描いたベストセラー小説を、 「育児うつ」を柱に据えて巧みに再構成している。家庭・社会・職場に根強く残る女性差別を的確に描き出しつつ、希望を感じられる展開が良い。特に、妻を思う「優しい夫」が戸惑う描写は、本作品にリアリティを持たせている。 描かれる課題は全て、日本でもまさに今、見聞きすることばかりだ。真のジェンダー平等を求める男女に観てほしい。
治部れんげ
ジャーナリスト
どの世代にも、どの性別にも生きていく苦しさを気づかせるお話。 出産や子育てをかんたんに乗り越えられるものとして無邪気に話し合うシーンは、子育てと仕事を経験した私には酸っぱさを感じた。 これまで「ガラスの天井」「壊れたはしご」と言われてきたこの社会は、 キム・ジヨンを産み続けている。エッジの上を歩くようなジヨンの半生、 実はみんな足の裏がヒリヒリしているけれども気づかない振りをして暮している。ときどきジヨンは、その痛みが神経まで登ってきてしまうようだ。  エッジを均していくのは、ジヨンより先輩の私たち世代の役割だ。 園田正世(北極しろくま堂有限会社 取締役)
どの世代にも、どの性別にも生きていく苦しさを気づかせるお話。 出産や子育てをかんたんに乗り越えられるものとして無邪気に話し合うシーンは、子育てと仕事を経験した私には酸っぱさを感じた。 これまで「ガラスの天井」「壊れたはしご」と言われてきたこの社会は、 キム・ジヨンを産み続けている。エッジの上を歩くようなジヨンの半生、 実はみんな足の裏がヒリヒリしているけれども気づかない振りをして暮している。ときどきジヨンは、その痛みが神経まで登ってきてしまうようだ。  エッジを均していくのは、ジヨンより先輩の私たち世代の役割だ。 園田正世(北極しろくま堂有限会社 取締役)
園田正世
北極しろくま堂有限会社 取締役
これは日本?と思うくらい韓国の状況が同じことに驚かされました。 子供時代から、ちょっとおかしいな、でも仕方ないか。そんな風に社会(男性)から自分に向けられた行動や発言をスルーして何でもないことのように生きてきたつもりでしたが、起こったすべての出来事はスルーしていいことなんて一つもありませんでした。 改めて、キャリアカウンセラーとして、女性たちが生き生きと自分らしくいられるサポートをしたいと思いました。 藤井佐和子(キャリアカウンセラー)
これは日本?と思うくらい韓国の状況が同じことに驚かされました。 子供時代から、ちょっとおかしいな、でも仕方ないか。そんな風に社会(男性)から自分に向けられた行動や発言をスルーして何でもないことのように生きてきたつもりでしたが、起こったすべての出来事はスルーしていいことなんて一つもありませんでした。 改めて、キャリアカウンセラーとして、女性たちが生き生きと自分らしくいられるサポートをしたいと思いました。
藤井佐和子
キャリアカウンセラー
自分の置かれた状況で感じ方が違うと思うけど 働くママも育児するママも同じくらい大変で 私は仕事がバリバリできる環境であった事に感謝するとともに女性としてとても考えさせられました。 マキ・コニクソン(企画プロデューサー)
自分の置かれた状況で感じ方が違うと思うけど 働くママも育児するママも同じくらい大変で 私は仕事がバリバリできる環境であった事に感謝するとともに女性としてとても考えさせられました。
マキ・コニクソン
企画プロデューサー
この作品を見て、自分も勿論だが、一番に母の姿が浮かんだ。      専業主婦の母は、私たち子供3人を育てる事にその殆どの人生を捧げてきてくれた。働いていた会社を辞め、社会との繋がりを絶たれた中で、常に良き妻・良き母でいる事を求められた。 社会が作り出した「女性はこうあるべき」という固定概念。その理不尽さに気づかないまま、差別が当たり前になってしまっている環境に生きる女性は未だに多く存在する。そんな女性達、そして母に、是非この作品を見て欲しい。そして自分の人生を取り戻す勇気に変えて欲しい、そう強く思う作品だった。SHE株式会社 代表取締役CEO 福田恵里
この作品を見て、自分も勿論だが、一番に母の姿が浮かんだ。 専業主婦の母は、私たち子供3人を育てる事にその殆どの人生を捧げてきてくれた。働いていた会社を辞め、社会との繋がりを絶たれた中で、常に良き妻・良き母でいる事を求められた。 社会が作り出した「女性はこうあるべき」という固定概念。その理不尽さに気づかないまま、差別が当たり前になってしまっている環境に生きる女性は未だに多く存在する。そんな女性達、そして母に、是非この作品を見て欲しい。そして自分の人生を取り戻す勇気に変えて欲しい、そう強く思う作品だった。
福田恵里
SHE株式会社 代表取締役CEO
思い込みや決めつけ、バイアスを手ばなして ひとりひとりが自分らしく生きられる 世の中にしていきたいと 改めて感じました。 田中美和(株式会社Waris共同代表)
思い込みや決めつけ、バイアスを手ばなして ひとりひとりが自分らしく生きられる 世の中にしていきたいと 改めて感じました。
田中美和
株式会社Waris共同代表
全方位から。 長い時間をかけて。 じわじわと、やられつづける。 これに、どう対抗してゆけばいいのか…… あらためて深いため息をつく。 でも。 小さな力で。一つ一つのことに対して。 「私」を取り戻そうとする希望を、この映画は描いてくれる。 玉川奈々福(浪曲師)
全方位から。 長い時間をかけて。 じわじわと、やられつづける。 これに、どう対抗してゆけばいいのか…… あらためて深いため息をつく。 でも。 小さな力で。一つ一つのことに対して。 「私」を取り戻そうとする希望を、この映画は描いてくれる。
玉川奈々福
浪曲師
穏やかな地獄に住んでいる。この地獄には結構まじめに愛しちゃってる人も、親身になってくれる人も、尊敬する人も、大好きな人もいる。 ああ、なんだかんだで幸せかもな、と感じた日さえある。 面白すぎるギャグで涙が出るほど笑う日だってある。 でも地獄だ。これは前向きになるための映画でも、楽観的になるための映画でもない。「自分たちがどこに住んでいるか」を比較的ショックの少ないやり方で、優しく教えてもらうための装置である。 はらだ有彩(テキストレーター)
穏やかな地獄に住んでいる。この地獄には結構まじめに愛しちゃってる人も、親身になってくれる人も、尊敬する人も、大好きな人もいる。 ああ、なんだかんだで幸せかもな、と感じた日さえある。 面白すぎるギャグで涙が出るほど笑う日だってある。 でも地獄だ。これは前向きになるための映画でも、楽観的になるための映画でもない。「自分たちがどこに住んでいるか」を比較的ショックの少ないやり方で、優しく教えてもらうための装置である。 はらだ有彩(テキストレーター)
はらだ有彩
テキストレーター
舞台となった国は違っても、主人公の抱える孤独と絶望は私たちがとてもよく知っているものでした。 家族の優しさだけではどうしようもないのです。 その外側から変えていかなければ。 紫原明子(エッセイスト)
舞台となった国は違っても、主人公の抱える孤独と絶望は私たちがとてもよく知っているものでした。 家族の優しさだけではどうしようもないのです。 その外側から変えていかなければ。
紫原明子
エッセイスト
私の居場所がここにはない。そんな日々はもう終わりにしよう。 受け止めきれない不安や悲しみ、つらさ、違和感の奥にかくれている心の声。 その声を胸の中に閉じ込めてはいけない。 すべての人の人生は、生まれたその瞬間から、大切に扱われる価値と権利があるのだから。 望月早苗(かぞくのじかん編集長)
私の居場所がここにはない。そんな日々はもう終わりにしよう。 受け止めきれない不安や悲しみ、つらさ、違和感の奥にかくれている心の声。 その声を胸の中に閉じ込めてはいけない。 すべての人の人生は、生まれたその瞬間から、大切に扱われる価値と権利があるのだから。
望月早苗
かぞくのじかん編集長
多くの女性が、自分と重ね合わせたり、気づかぬうちに抑圧されていたものを引っ張り出したりしながら、この映画を見るのではないでしょうか。 主人公と同じ子育て世代の女性はもちろん、ぜひ、違う世代の方、男性にも見てほしい!だれかの自尊心を奪ってしまう暴力は、案外、身近に溢れていて、自分も簡単に加害者にも被害者にもなり得てしまうのだという“気づき”を、たくさんもらいました。 柏原杏子(『ひよこクラブ』編集長)
多くの女性が、自分と重ね合わせたり、気づかぬうちに抑圧されていたものを引っ張り出したりしながら、この映画を見るのではないでしょうか。 主人公と同じ子育て世代の女性はもちろん、ぜひ、違う世代の方、男性にも見てほしい!だれかの自尊心を奪ってしまう暴力は、案外、身近に溢れていて、自分も簡単に加害者にも被害者にもなり得てしまうのだという“気づき”を、たくさんもらいました。
柏原杏子
『ひよこクラブ』編集長
82年に生まれたキム・ジヨンは、祖母や母の「女」であるがゆえの怒りや悲しみとつながり、彼女たちのことばを自分の口から吐き出すことで前に進めた。 夫が病理だとしたものは、実は救いだったのではないか。 松尾亜紀子(エトセトラブックス代表)
82年に生まれたキム・ジヨンは、祖母や母の「女」であるがゆえの怒りや悲しみとつながり、彼女たちのことばを自分の口から吐き出すことで前に進めた。 夫が病理だとしたものは、実は救いだったのではないか。
松尾亜紀子
エトセトラブックス代表
どうして、「そんな服を着ているせいだ」と言われるんだろう。 どうして母は、書類にいつも父の名前を書くんだろう。 どうして、結婚して姓を変えるのが「俺は男だから嫌だけど」と言えるんだろう。 私には昔から、たくさんの「どうして」があった。 この映画には、たくさんの「どうして」と静かな「闘い」が描かれている。 闘い方は、人それぞれだ。 共感と応援の気持ちが入り交じり、ラストまで目が離せなかった。 和久井香菜子(合同会社ブラインドライターズ代表/少女マンガ4研究家)
どうして、「そんな服を着ているせいだ」と言われるんだろう。 どうして母は、書類にいつも父の名前を書くんだろう。 どうして、結婚して姓を変えるのが「俺は男だから嫌だけど」と言えるんだろう。 私には昔から、たくさんの「どうして」があった。 この映画には、たくさんの「どうして」と静かな「闘い」が描かれている。 闘い方は、人それぞれだ。 共感と応援の気持ちが入り交じり、ラストまで目が離せなかった。
和久井香菜子
合同会社ブラインドライターズ代表少女/マンガ研究家
「ママ虫」と言われた時のジヨンの反応が、映画と原作では違う。その違いがラストの希望につながるのかもしれない。 怒りじゃ何も変わらない、なんて嘘。 それを今、韓国の女性たちが証明している。 アルテイシア(作家)
「ママ虫」と言われた時のジヨンの反応が、映画と原作では違う。その違いがラストの希望につながるのかもしれない。 怒りじゃ何も変わらない、なんて嘘。 それを今、韓国の女性たちが証明している。
アルテイシア
作家
鑑賞後、私に残ったのは感想ではなく、強い感情でした。 今作を通じてジヨンの人生を追体験しました。映画という枠を飛び越え、ジヨンを見たのです。私は何度も涙が出ました。くやしくて、つらくて、でもあきらめられないジヨンの気持ちがわかるから。 みなさんは今作を見てどう思うのでしょう。共感、反発、応援、疑問? その感情のどれもが、この作品の構成のひとつになるでしょう。 かねもと(漫画家)
鑑賞後、私に残ったのは感想ではなく、強い感情でした。 今作を通じてジヨンの人生を追体験しました。映画という枠を飛び越え、ジヨンを見たのです。私は何度も涙が出ました。くやしくて、つらくて、でもあきらめられないジヨンの気持ちがわかるから。 みなさんは今作を見てどう思うのでしょう。共感、反発、応援、疑問? その感情のどれもが、この作品の構成のひとつになるでしょう。
かねもと
漫画家
思い当たる節がいくつかあり、胸が痛くなりました。 それでも、少しずつ時代は良くなっているとも感じます。 それはこの映画のように、今まで声をあげた女性がいたからこそだと思います。 これからの時代を良くできるよう、声をあげることが出来る女性でありたいです。 女性であるということだけの悲しみや辛さが いつか無くなりますように。 朝比奈ひかり(株式会社ネオレア CEO)
思い当たる節がいくつかあり、胸が痛くなりました。 それでも、少しずつ時代は良くなっているとも感じます。 それはこの映画のように、今まで声をあげた女性がいたからこそだと思います。 これからの時代を良くできるよう、声をあげることが出来る女性でありたいです。 女性であるということだけの悲しみや辛さが いつか無くなりますように。
朝比奈ひかり
株式会社ネオレア CEO
これからを生きる女性達が同じ境遇にあわない為に、社会はどうあるべきかを問うきっかけになれる映画でした。 見え難い女性の生き辛さにスポットライトが当てられている一方、闘おうと進み続ける女性達の姿に胸を打たれました。 ジェンダーギャップをはじめ、変えていかなければならない社会状況を知る上で必要な物語です。 鈴木彩衣音(若者コンサル neorare)
これからを生きる女性達が同じ境遇にあわない為に、社会はどうあるべきかを問うきっかけになれる映画でした。 見え難い女性の生き辛さにスポットライトが当てられている一方、闘おうと進み続ける女性達の姿に胸を打たれました。 ジェンダーギャップをはじめ、変えていかなければならない社会状況を知る上で必要な物語です。
鈴木彩衣音
若者コンサル neorare
新たな決意が込み上げてくる作品でした。 身に降りかかる理不尽なことを、 それが運命だから」で片付けない。 キム・ジヨンが幸せに生きられる世の中を作るのは、今を生きる、他でもない私たちなのだと思います。 あかしゆか(編集者・ライター)
新たな決意が込み上げてくる作品でした。 身に降りかかる理不尽なことを、 それが運命だから」で片付けない。 キム・ジヨンが幸せに生きられる世の中を作るのは、今を生きる、他でもない私たちなのだと思います。
あかしゆか
編集者・ライター
祈りであり呪いでもある言葉を向けられた時、責め立てられているように感じる時、不平等を感じる時、人生が変わる選択をしないといけない時、たったひとりで異議を唱えたり声を上げるには、とてつもない勇気がいる。 キム・ジヨンに何者かが憑依したように声を上げる時、抑圧された長い時間を生きてきた女性が、友が、母が、連帯する。告発する。 あなたは悪くない。変えられる、あなたが取り戻した声で。 惣田紗希(グラフィックデザイナー・イラストレーター)
祈りであり呪いでもある言葉を向けられた時、責め立てられているように感じる時、不平等を感じる時、人生が変わる選択をしないといけない時、たったひとりで異議を唱えたり声を上げるには、とてつもない勇気がいる。 キム・ジヨンに何者かが憑依したように声を上げる時、抑圧された長い時間を生きてきた女性が、友が、母が、連帯する。告発する。 あなたは悪くない。変えられる、あなたが取り戻した声で。
惣田紗希
グラフィックデザイナー・イラストレーター
冒頭からほぼずっと、主人公に浴びせられる無意識かつ想像力のない声が続く。共感できることばかりで辛い。 この映画に寄せられる共感の多さは、それだけ想像力のない声を放つ人の多さを物語っている。 あなただ。あなたのことを言っている。 どうかこれまで苦しめられてきた事柄たちが、歩を明日へ進められますように。 つめをぬるひと(爪作家)
冒頭からほぼずっと、主人公に浴びせられる無意識かつ想像力のない声が続く。共感できることばかりで辛い。 この映画に寄せられる共感の多さは、それだけ想像力のない声を放つ人の多さを物語っている。 あなただ。あなたのことを言っている。 どうかこれまで苦しめられてきた事柄たちが、歩を明日へ進められますように。
つめをぬるひと
爪作家
「人の痛みを否定する方が変だ。」 ジヨンの夫、デヒョンが発したこの言葉がすごく印象的でした。 作中でも描かれた沢山の痛み。 そして社会のあらゆるところに未だ蔓延っている多くの痛み。 日本でも、ジャンダーギャップ指数はG7の中で最低の121位です。決して対岸の火事ではない。 構造的なジェンダーギャップが根強く存在するこの社会で生きる限り、誰もが当事者なのだ思うのです。 自分たちは大丈夫、差別なんてない、自分は困ったことがないから、自分は男だから、 そんな風に見て見ぬ振りせず、一人でも多くの人に“自分ごと“としてこの映画を見て欲しいと心から願います。 いつの日か、ジヨンが、私たちが、涙を流さずに済む日が訪れますように。 辻愛沙子(株式会社arca CEO / Creative Director)
「人の痛みを否定する方が変だ。」 ジヨンの夫、デヒョンが発したこの言葉がすごく印象的でした。 作中でも描かれた沢山の痛み。 そして社会のあらゆるところに未だ蔓延っている多くの痛み。 日本でも、ジャンダーギャップ指数はG7の中で最低の121位です。決して対岸の火事ではない。 構造的なジェンダーギャップが根強く存在するこの社会で生きる限り、誰もが当事者なのだ思うのです。 自分たちは大丈夫、差別なんてない、自分は困ったことがないから、自分は男だから、 そんな風に見て見ぬ振りせず、一人でも多くの人に“自分ごと“としてこの映画を見て欲しいと心から願います。 いつの日か、ジヨンが、私たちが、涙を流さずに済む日が訪れますように。
辻愛沙子
株式会社arca CEO / Creative Director
母親、妻、嫁である以前に「自分らしさ」を見失いたいくない。そんな、多くの女性 の気持ちに寄り添って癒してくれる物語でした。 映画の物語を通して、様々な、無意識の偏見に向き合うのは辛いけど、男性や様々な 世代の人に観て欲しい。 この映画を通してきっと多くの人が優しくなれる気がします。草野絵美(アーティスト)
母親、妻、嫁である以前に「自分らしさ」を見失いたいくない。そんな、多くの女性 の気持ちに寄り添って癒してくれる物語でした。 映画の物語を通して、様々な、無意識の偏見に向き合うのは辛いけど、男性や様々な 世代の人に観て欲しい。 この映画を通してきっと多くの人が優しくなれる気がします。
草野絵美
アーティスト
「アンナ・カレーニア」の有名な一文、「幸福な家庭はどれも似てるが、不幸な家庭はそれぞれに不幸」にずっと違和感があった。この国で女性として生きている者としての実感は、「女の幸福はそれぞれだが、不幸はなんて似ているのだろう」だった。どう生きても批判され、性的に尊厳を奪われ、自分の言葉が消え、軽く扱われる。私たちの痛みの根に優しく触れ、手をつなぐための「私たちの物語」がうまれた。
北原みのり
作家・ラブピースクラブ代表
キム・ジヨンの考えていること、感じていることが、ものすごい解像度で流れ込んできた。 それがあまりにリアルなので、辛いし苦しかったけれど、逃げたくないと思った。彼女をこれ以上孤独にしたくなくて、手を繋ぐようにして、最後まで観た。 そんな気持ちになれる映画は、そうそうあるもんじゃない。 トミヤマユキコ(ライター・東北芸術大学芸術学部講師)
キム・ジヨンの考えていること、感じていることが、ものすごい解像度で流れ込んできた。 それがあまりにリアルなので、辛いし苦しかったけれど、逃げたくないと思った。彼女をこれ以上孤独にしたくなくて、手を繋ぐようにして、最後まで観た。 そんな気持ちになれる映画は、そうそうあるもんじゃない。
トミヤマユキコ
ライター・東北芸術大学芸術学部講師
ずっと、笑ってごまかしてきた。 「ぷつん」と何かが切れた時、何が起こるだろうか。 これは男女の争いの話じゃない。 世代を超えて受け継がれてきた言葉の話だ。 さぁ、ペンを、言葉を手にしよう。私たちの名前を書こう。 はましゃか(フリーランサー)
ずっと、笑ってごまかしてきた。 「ぷつん」と何かが切れた時、何が起こるだろうか。 これは男女の争いの話じゃない。 世代を超えて受け継がれてきた言葉の話だ。 さぁ、ペンを、言葉を手にしよう。私たちの名前を書こう。
はましゃか
フリーランサー
この映画には、小説とは異なるもうひとりのキムジヨンがいる。そして、じぶんのなかのジヨンをここに見出し、胸がきゅっと苦しくなる。しかし、かすかでもたしかな光が見えたとき、ジヨンの家族の思い、あたたかさ、がじんわりと染みてくる。こんなお母さんだったら、あんなお姉ちゃんほしい、とわずかにうらやましくもなる。これは、あなたやわたしの、家族の物語でもある。深沢潮(作家)
この映画には、小説とは異なるもうひとりのキムジヨンがいる。そして、じぶんのなかのジヨンをここに見出し、胸がきゅっと苦しくなる。しかし、かすかでもたしかな光が見えたとき、ジヨンの家族の思い、あたたかさ、がじんわりと染みてくる。こんなお母さんだったら、あんなお姉ちゃんほしい、とわずかにうらやましくもなる。これは、あなたやわたしの、家族の物語でもある。
深沢潮
作家