ロースクールを卒業して出世の道を突き進むはずだったジョンヨプは何度も就職に失敗し、姉の勧めで臨時に児童福祉館に就職する。ある日、継母から虐待を受けている“ダビン”姉弟に出会うが、さほど深刻に考えていなかった彼は、また来るという言葉だけを残して去る。数日後、法律事務所に就職したジョンヨプは電話を受けダビンの鼓膜が破れたことを知る。ジョンヨプは継母からダビンを引き離そうとするが、かえって誘拐犯扱いをされ、その後弟ミンジュンの死に加え殺人の被疑者とされたダビンを見て衝撃を受ける。何もかも間違った方向に進んでしまったと感じたジョンヨプは、真実を明かすため、ついにダビンの弁護士になることを決心する。

ひたすら出世だけを望んでいた弁護士が、7歳の実の弟を殺したと衝撃の告白をした10歳の少女に出会い、真実を明かすために奔走する本作は、2013年に発生した漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件を基に、その被害者の弁護士を中心に信じ難い全貌を描き出す実録サスペンス。弁護士ジョンヨプを熱演したのは韓国歴代興行収入No.1を誇る大ヒット映画『エクストリーム・ジョブ』のクールな刑事役でカリスマ性あふれるアクションを披露したイ・ドンフィ。これまでのコミカルなキャラクターとは一転、強烈な感性を揺さぶる演技を披露している。さらには幅広い演技力で映画とドラマの両方で活躍する女優ユソンが事件真相のカギを握る母親ジスク役を、“ポスト キム・ヒャンギ”と呼ばれる子役チェ・ミョンビンが継母の暴力に怯えるダビン役を担い、作品に説得力を与えている。加害者のほとんどが両親である、法の死角地帯にある児童虐待事件を真向から描き、現代社会が抱える闇に警鐘を鳴らす衝撃作が上陸する。