予告編

    『私の頭の中の消しゴム』『アシュラ』をはじめ、アクションからラブロマンスまでジャンルを問わず韓国映画界を牽引する実力派俳優チョン・ウソンが殺人容疑者の弁護士役を務め、正義と野心に揺れる人間臭いキャラクターを熱演。さらには『神と共に』シリーズの明るく愛らしい冥界の使者ドクチュン役で一躍スターダムにのし上がった子役出身の女優キム・ヒャンギが、特有のピュアな魅力と繊細な演技で物語にリアリティを加え、まだ十代とは思えない幅広い演技力に称賛の声が相次いだ。本作は、「第5回ロッテシナリオ公募展」で大賞を獲得したシナリオをもとに、『戦場のメロディ』『ワンドゥギ』をはじめ社会に向けた温かい視線を描く繊細な演出力に定評のあるイ・ハン監督がメガホンを取る。殺人容疑者の弁護士と唯一の目撃者である自閉症の少女、決して出会うことのなかった二人の特別な心の交流をドラマチックな事件と新鮮なキャラクターで描く温かな感動作が遂に上陸する。

    長い間、信念を貫いてきたものの、現実と妥協して俗物になることを決めた民主弁護士会出身の弁護士スノ。自身の出世がかかった殺人事件の弁護士に指名されると容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウを証人として立たせようとする。自身だけの世界に入り込み、意思疎通が難しいジウ。スノは事件当日に目撃したことを聞くためにジウのもとを訪れるが、まともにあいさつもできない。だが、あの日のことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノ。少しずつジウへの理解を示していくが、2人は法廷で弁護士と証人として向き合うことになり…。