本作の主演を務めるのはパク・ソジュン。主演を務めたTVドラマ「花郎<ファラン>」「キム秘書はいったい、なぜ?」「梨泰院クラス」などが立て続けにヒットし、映画『ミッドナイト・ランナー』も本国で動員550万人の大ヒットを記録。新たなライジングスターとなった彼が本作で挑むのは、悪と戦う力に目覚めていく格闘技チャンピオン。『ミッドナイト・ランナー』で瑞々しいケミストリーを発揮したキム・ジュファン監督のもと、激しい格闘はもちろん、説得力十分の鍛え上げられた肉体美も披露している。脇を固めるのは『シルミド』『光州5・18』の国民的俳優アン・ソンギ、『MASTER/マスター』のウ・ドファン、『パラサイト 半地下の家族』のチェ・ウシクら新旧の名優たち。手に汗握るダイナミックなアクション、スタイリッシュな映像、スロヴァキア国立交響楽団が奏でる荘厳なスコア、そして細部にまでこだわり抜かれた悪魔祓いアイテムの数々――。ここにエクソシズム・アクションの新たな傑作が誕生した。

STORY

総合格闘技の若き世界チャンピオン・ヨンフ。彼は幼少期に事故により父を亡くし、神への信仰を失ったまま成長した。ある日、ヨンフは右手に見覚えのない傷ができていることに気がつく。彼は傷について調べるうち、何かに導かれるかのようにバチカンから派遣されたエクソシストのアン神父に出会い、自身に正義の力が隠されていることを知る。一方、街にはびこる悪が密かに彼らの前に迫っていた…。

CAST

パク・ソジュン

その圧倒的な強さから“死神”と呼ばれる格闘技チャンピオン。幼い頃に父親を失ったことで、世の中に対する不信感を抱いたまま成長する。ある日、突然生じた原因不明の手の傷をきっかけにアン神父と出会う。彼に接するうちに、自身の右手に宿った特別な力と、街に潜む“悪”の存在を知るようになる。

1988年12月16日生まれ。550万人を動員した『ミッドナイト・ランナー』への出演により、明るくコミカルな魅力で観客の心を鷲掴みにしたパク・ソジュン。以降、ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」、「梨泰院クラス」、バラエティ「ユン食堂2」などに出演し、映画とテレビを行き来しながら、トップスターの座を確固たるものにした彼が『ディヴァイン・フューリー/使者』で演じたのは、これまでのイメージと180度異なるキャラクター。世の中に混乱を招く悪に立ち向かう格闘技チャンピオン・ヨンフに扮し、外見の逞しさとは裏腹に心の奥深くに傷を抱えた人物を見事に演じきっている。現在は韓国歴代興収1位のメガヒット映画『エクストリーム・ジョブ』を手掛けたイ・ビョンホン監督の新作映画『ドリーム(原題)』を制作中。

アン・ソンギ

バチカンから来たエクソシスト。悪魔祓いの団体であるアルマ・ルチスに所属する司祭で、韓国国内に潜む悪の根源である“闇の司教”を捜している。強い信念と善の意志で、すべてを賭してエクソシストとしての任務に取り組む。自身を手伝ってくれていたチェ神父が去り、単身危険に立ち向かっていた時、目の前に突然現れたヨンフの存在に驚きを隠せなかった。その一方で、彼の手に生じた傷に特別な力を見出す。

1952年1月1日生まれ。大韓民国を代表する国民的俳優アン・ソンギ。これまで出演した数多くの作品を通じ、確固たる信頼と好感度を得てきた彼が、『ディヴァイン・フューリー/使者』でスクリーンに復帰する。悪に立ち向かう祓魔師アン神父に扮し、強烈なカリスマ性を発揮して悪魔祓いの儀式を執り行う。またヨンフの師として、まるで父親のような温かな魅力も披露している。キム・ジュファン監督は「最初からアン・ソンギを頭に置いていた。善の気運、人柄と価値観がアン神父に最も重要なポイントだった」と、強い信頼を示した。

ウ・ドファン

ベールに包まれたミステリアスな人物。相手の弱点を見抜いて利用することに卓越している。神秘的な空間で、大いなる悪に向かい儀式を行う。だが、アン神父とヨンフにより、自身の計画に亀裂が入り始めると、彼らの行く手を阻むべく画策する。

1992年7月12日生まれ。ドラマ「マッドドッグ~失われた愛を求めて~」、「君を守りたい〜SAVE ME〜」、映画『MASTER/マスター』への出演により、クールなビジュアルと強烈な存在感によりライジングスターとして関心を集めるウ・ドファン。悪を広める闇の司教ジシンに扮し、そのミステリアスな魅力を存分に発揮し、ストーリーにピンと張り詰めた緊張感を与える。キム・ジュファン監督は「善と悪の完璧なミッドフィールダーのような存在だ。ジシン役にピッタリのキャスティングだった」と語っている。ウ・ドファンは善と悪を行き来する緻密な演技だけでなく、7時間にわたる特殊メイクをこなし、強烈な印象を残している。